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古市 伸子(インテリアデザイナー)

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NOBUKO FURUICHI INTERIORS株式会社 代表取締役で英国インテリアデザイン協会(BIID)の正会員インテリアデザイナー。

会社を立ち上げてから約30年、住宅インテリアを中心に数多くの物件をを手がける古市伸子さん。

 

領事館関連や外国人住宅などにも携わるなど住宅のインテリアデザインを専門とする。その傍ら、インテリアと家事をミックスさせてサービスを行ったり、インテリア専門学校での講師、手軽に誰でもインテリアを勉強できるよう、プチセミナーを毎週無料で開催している。

今は、女性の起業家を応援するプロジェクトIDOPで数名のインテリアデザイナーの育成している。

 

インテリアは人の心や暮らしに深く関わる、奥深くて素晴らしいもの。

日本のインテリア業界を盛り上げたい。

 

そして今月、豊かな暮らしを日本中に広げたい!!そんな想いからオンライン上にコミュニティサロンLivmore村を開設。

全国どこからでもプチセミナー動画を視聴できたり、インテリアの深い話、ZOOMでお宅拝見など、様々なコンテンツが楽しめる。

なぜインテリアデザイナーの道を選んだのか?

そんな想いはどこからきているのか?

インテリアデザインの楽しみ方をお伺いしました♫

インテリアデザイナーになられたきっかけは何ですか?

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ーー何気なく16,7歳のことに将来は自由人になりたくて、起業=自由と甘い考えで漠然と起業することを考えていたのです。するならインテリア関連でしようと思っていたのです。親の会社がインテリア関連であったことから、物心ついた時からインテリアのカーテン生地や家具の生地、カーペットなどが身近にある環境で育ったからです。

 

全てが安直な思いから始まったのですが、世間のインテリア事情を調べ始めると、あまりにも私がイメージする世界と違っていました。ただビジネスの商品がインテリアであるというだけの会社やショップばかりだったのです。それからは、本物のインテリアを探すことばかり考えていました。

そんな時にアメリカに住むインテリアデザイナーに出会ったのです。私が思っている仕事は、インテリアデザイナーという仕事なのだと気づいたことから、その道に歩み始めました。

あなたの経歴を教えてください

ーー「起業するなら社会勉強をしろ」と親から言われて一旦、平凡な会社勤めを始めました。電機メーカーで営業セクレタリーの仕事を5年ほどしました。

その後、結婚と同時にインテリア会社へ勤めましたが、子供が生まれたので辞めています。子供が3歳になる頃にインテリアの専門学校へ2年勉強に行き、外資系のインテリア会社へ契約社員として勤めました。

その時には、1年後に独立することを決め準備を始めていました。

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今までで一番、影響を受けた人は誰ですか?どのように影響を受けましたか?

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ーー影響を受けたという人はたくさんいますが、インテリアのビジネスをするという視点では父親かもしれません。

とても厳しく、緻密なビジネスをする人で、利益を出すことに長けていたと思います。父の会社が成長する過程を全て見てきているので、ビジネスの難しさやスキル、経営学に対して到底近づけないと思っていました。

 

他には、初めて触れたインテリアデザイナーの女性です。物静かでシャイな人でしたが、彼女のインテリアデザイン物件を見て、驚いてしまった記憶があります。当時は特に有名なインテリアデザイナーではなかったかもしれませんが、かなりの大型物件を持ち、クライアントのお抱えインテリアデザイナーでした。クライアントと長い付き合いをする素晴らしいデザイナーなのだと思います。

インテリアデザインとは?

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ーー暮らし手自身の芸術だと思っています。自分らしさを表現し、形にすることがインテリアデザインだと思っています。その人、場所によっては目的が変わると思います。例えば、ホテルの経営者が、どのようなホテルを作りたいかということから、目的に沿ったデザインがなされると思います。

それと同じように住宅の場合は、住む人の思いやライフスタイル、心地よさを得るためにインテリアデザインされます。

だから、その人の思いの表れになることから住む人の芸術ではないかと思っています。

インテリアデザイナーの面白さ、魅力とは?

ーー私にとって、インテリアデザインの面白さは奥の深さです。

依頼者の意図を組み取りながら美しく表現する、さらに依頼者が思いも寄らないほどの空間を表現することです。それには深い分析力が必要です。分析は、その人自身を深く知り、多方面からの見解が必要になります。

他には、自分自身を成長させてくれる職種だと思います。自分の人生だけでなく、多くの人々の人生をみることが出来ることも、面白さの1つだと思います。

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誰でもできるインテリアデザインの楽しみ方は?

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ーー自己分析をすることだと思います。自分を知ることで、インテリアデザインが見えてきます。

たくさんのインテリアデザインを見て、心惹かれるインテリアデザインの写真を直感で集め、その写真に対してどこの部分が好きなのか?キーワードを書きます。どんどん頭が整理されることに気づくと思います。

きっと自分のインテリアデザインの答えが見つかるでしょう。

ご自身がデザインされた中で、一番思い出のある物件は何ですか?それはなぜですか?

ーーいくつかあります。どれもお客様が「あなたに頼んでよかった。生活が変わった」と言ってくれた物件です。生活自身の変化をもたらすことができれば、インテリアデザインの役割を果たせたことだと思います。

 

自邸のデザインをしたことは、とても重要な経験になりました。デザインしたことで、生活が快適であり、心地よいという事を体感したからです。豪邸じゃなくても予算内で、希望を叶えることができたことです。最初の仕上がった時から、10年以上も乱れることなく、さらに進化する空間を自分自身が体験できたことは、これからの仕事に生かされると感じました。

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これから挑戦したいことはありますか?

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ーー全てが自然体の自分を築き上げる為に必要な学びです。

今考える学びとは、人の意見を理解できるだけの理解力を磨くことです。それは、あらゆる分野のことに興味を持つことかもしれません。何でも気になることにチャレンジすることです。

これから自分自身に期待することは何ですか?

ーー歳を重ねるごとに派手になって、楽しそうに生きている自分に期待している。真の楽しさを追求している自分です。

あなたにとってインテリアデザイナーとは?

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ーー成長のための学問です。

2021年3月17日

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