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西脇 光重(版画家)

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西脇さんと知り合ったきっかけは、西脇さんからの突然の営業メールからです。インテリアにとってアートは欠かせないアイテムになるので、メールを頂いて直ぐ、作品をじっくり見せて頂いたのです。なんとも言えない味わいのある作品、そして何よりインテリアが引き立つアートだと思ったのです。アートが入った空間を想像できたのです。


その後、西脇さんは、都度ご自身の活動をメールで報告してくださったのです。次々と世界各国で評価されていく様が書かれていたので、作品の評価がどんどん上がってきていることも感じていました。

 

実際にお会いしたことはないのですが、作品やメールから感じることは、才能あふれるアーティストというより奇才なのだろうと思っています。

アートの一つひとつにストーリーがあり、その構図は、このように見えているのかもしれない、このように感じているのかもしれない、見る側にも想像を与えてくれる作品ばかりです。

版画家になられたきっかけは何ですか?

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ーーサラリーマン(海外営業)をしていましたが、不景気で希望退職を募集していたので、とても良い会社でしたが辞めたのがきっかけです。

会社では”自分の仕事は自分で作れ”と言われ、実践し、今でも社会人の基礎となっております。

人生1回なので、得意とするアートで生きようと思い、たまたま画材屋さんで版画に出会いました。

あなたの経歴を教えてください

ーー30歳から独学で版画家となりました。かなり遅くからのスタートです。

書籍「アヴィニョン五重奏」ロレンス・ダレル著(河出書房新社)、雑誌「NUMERO TOKYO」(扶桑社)をはじめ、ニコアンド、ビアズリー、Made in Sens Parisなどファッション、そして広告、インテリアなど手がけるアートワークは多岐に渡ります。作品はイギリス、フランス、アメリカのギャラリーにて扱われています。最近では、ロンドンのチョコレートミュージアムの広告や、パリの名店ブーランジェリーの日本初店舗リチュエル(自由ヶ丘店・表参道店)のパッケージ・内装のイラストを制作しました。ヒルトン東京のブッフェイベント”ストロベリーフェアー”のアートワーク、ロンドンの住宅用壁装飾用版画を制作なども手掛けています。

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今までで一番、思い出のある作品は何ですか?

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ーー作品名:CAKE

米国東海岸(New York、Boston)でたくさん売れました。

この作品のおかげで、コレクターが増えました。

今までで一番、影響を受けた人は誰ですか?
どのように影響を受けましたか?

ーーフォロン氏の詩的な版画の雰囲気が好きです。

作品作りでこだわっていること、心掛けていること、作品作りの原動力は何ですか?

ーー作品を見て頂く方に楽しんでいただける様にしております。

そして制作過程が楽しいです。何も考えなくて集中できるので。

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作品はどのように生まれますか?

ーーこれまでの人生で見たものからインスピレーションを得て制作しております。

出張でも目的地のみでなく、とにかく寄り道する

すると、思いがけない人物、お店、景色に遭遇します。

作品が作られていく過程を教えてください。

ーーラフスケッチをたくさん描いて、一番気に入ったものを大きく描き、銅版画にします。版画の工程には、彫り、腐食、印刷と工程があります。

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これから挑戦したいことはありますか?

ーーコロナ禍の自粛中にたくさん出来たアイデアを版画制作します。

欧州出張などPCのストック写真からインスピレーションを得ました。

これから自分自身に期待することは何ですか?

ーー健康でマイペースであること。

あなたにとって版画とは?

ーー1つの表現手段。

次は紙粘土を制作します。紙粘土は手軽に陶器のような作品が作れるから。色もアクリル絵具で塗れます。

2020年8月15日

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